渡辺順子 オフィシャル・ワイン・ブログでタグ「Morey St Denis」が付けられているもの

Clos des Lambrays(CDL)

先日はDomaine des Lambraysの最高責任者ブルーアン氏のセミナーに招待していただきました。

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モレ サン ドニ村にあるクロデランブレイは1365年には既に存在していた歴史のあるドメーヌです。
実際にはモノポール(単独畑)ではないのですが、ほとんどDRCのロマネコンティ、ラ ターシュと同じモノポールと言ってもいいのではないでしょうか...CDLの大部分を占めています。


80年代に醸造責任者として就任したブルーアンさんですが、80年代のCDLはあまりいい出来とはいえませんでした。
パーカーさんには「最悪のワイン」「ルーザー」とまで言われた年もありました。
しかし90年後半からの品質の向上はお見事。
NYのオークションでも定番のワインとなりました。


「オークションで落札価格が上がったりさがったりしてそれで価値が付けられてしまう事にどう思いますか?」との質問に彼は、「オークションの落札価格はあまり気にしないようにしている。でもまっオークションは昔から行われている適切な制度なので、理にかなっているよ。」
「じゃ、パーカーポイントは?」とちょっと意地悪な質問をしてみました。
「あれは適切じゃない。。。飲む時のコンディションによっても違うでしょ」
とパーカー反対派でした。
確かに83年産は酷評されていますからね。

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今日のラインナップです。
Puligny Montrachet, Clos du Cailleret 07
白い花、メロン、ピーチの香りとバタリーなこってり感もありました。
しかし後味は以外とあっさり。バランス的にはもう少し酸味があってもいいかなーと思いましたが,まろやかな口当たりはとてもエレガントでした。

Morey St Denis 07
森林浴しているような幹と緑の葉の香りが特徴的です。タンニンはあまり強くなく、酸味と甘みが際立っていました。

Morey St Denis, Les Loups 07
まだ閉じていましたがポテンシャルは多いにあります。
後味に甘みと苦みがじわ~と感じました。一瞬、酸が出ます。もう少し時が経てばとても丸みのある柔らかな赤ワインに熟成していくでしょう

Clos des Lambrays 07
まろやかで軽いですが、奥深い味わいです。最後のタンニンがワインを引き締めます。06に比べちょっときつい苦みを感じましたが、これは和らいでいくとの事。
berryとeartyな香り。素朴で癖のない澄んだワインです。

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実はブルーアンさんとはロンドンに共通の友人がいる事が発覚。
次回はその方のロンドンのお宅でお会いする事になりました。

その時にCDLの1978年を持ってきて下さると約束してもらいました!
本当は1945がよかったのですけど...

08のサザビーズのオークションに出品されました。ハンマーはなんと1本$4000でした。










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渡辺順子氏プロフィール
ニューヨーク移住。フランスでのワイン留学後、2001 年より世界最大オークションハウス、ニューヨーク・クリスティーズでアジア人初のワインスペシャリストとして活躍。2009 年に退社し、ワイン・コンサルタントとして独立。ワイン投資のアドバイザー及びセラーを管理するセラーマネジメントを行う。欧米のコレクターやワイン商と取引し、アジア諸国に向けて事業展開中。


限定ワイン販売サイト wine18.jp


渡辺順子 著書
『日本のロマネ・コンティはなぜ「まずい」のか』
幻冬舎ルネッサンス新書


雑誌 美ストーリー 5月号掲載
ワインやアムール・・・ 『フランス人は更年期知らず』って本当?


雑誌 Sevenhills セブンヒルズ 5月号掲載
From New York ~世界の街の“今”を現地からお届けします。
コラム「渡辺順子のワインに乾杯!」 Vol.10

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